海遊館のバックヤードツアーに行ってきた。

月曜日の祝日に、海遊館のバックヤードツアーに行ってきました。海遊館には何回か行った気がするんですが、前にいつ行ったか完全に忘れてしまってるので、恐らくかなり久しぶり。水族館自体が相当久しぶり。

バックヤードツアーとは、海遊館の裏側を少しだけ見ることができるガイドツアー。普段入れないところから海遊館内に入り、まず最初にジンベエザメの餌やりを見ることができます。そのあとは、海遊館のちょっとした裏側を説明してもらって、そこからは通常の館内に入り、ガイドをしてもらいながら見て歩けるというもの。通常の入館料2000円(大人)とガイド料金のたった500円を足すだけで楽しめちゃうので、結構お得だと思います。(要予約)

残念ながら、ジンベエザメの餌やりでは全ての荷物の持ち込みが禁止されていて、撮影ももちろんできないので、その部分の写真はありませんが、館内では必死に写真を撮ったので、それを載せつつバックヤードツアーでのお話を少し。

ジンベエザメの餌やり

まずエントランスから入場して、エントランスホールで同じ日時で予約していた人達が集められます。そこで、バックヤードツアー参加証(カンバッヂ)やガイドさんの声を受信するイヤホンをもらいます。

そしてガイドさん引率のもと、早速海遊館の裏側へ。普段従業員の方しか通らなさそうな通路を通って、アシカやイルカなども乗るという大型エレベーターに乗って、巨大水槽の上の部分へ。

午後3時になると、飼育係の人達が声を掛け合って餌やりを開始されます。水面をでっかい柄杓で叩いてジンベエザメたちに餌やりの合図。するとジンベエザメが水面に上がってきます。

更に水面をバシャバシャしてジンベエザメを誘導して、餌のオキアミをバシャー。ジンベエザメはそれを吸い込んでウマウマしてました。バケツ半分くらいの量のオキアミとはいえ、あんなでっかい体であれだけで足りるのかなーという小学生並みの疑問が沸き上がりつつも、ジンベエザメの迫力に圧倒されました。

餌が最後の一杯になると、また従業員さんが声を掛けて同時にバシャー。海遊館にはジンベエザメが2匹いますが、餌やりはちょっと離れた場所で各々別々に行われます。最初と最後に飼育係さんが声掛けをして、餌の始めと終わりを合わせるのは、ジンベエザメの餌の取り合いをさせずに、均等に餌を食べさせるためだそう。なるほどぉ。

海遊館や海洋動物たちのちょっとした裏話

海遊館では、色々海の中を再現するために、水槽の中に海草や珊瑚が多数見受けられます。しかしながら、これらは偽物が多くあります。特に珊瑚は、生き物なので光があたらない場所だと白く白骨化して死んでしまいます。そのため、珊瑚は偽物。そのサンプルを触ることができたのですが、本物か偽物かの判別なんてつきません。まぁ本物の珊瑚をちゃんと見たことがないのですが(笑)

それから、マンボウの水槽にある長い海藻。名前は忘れてしまいましたが最も成長が早い昆布の一種で、1日に40cmほども成長するそう。なので、それを水槽内に入れようもんなら海草だらけになってしまうので、これも偽物。しかも驚くなかれ。この海藻、10mほどで10万円もする一品だそうで。アメリカ製だそうですよ。

また、水中に浮かんで貝を割って食べることで有名なラッコ。ラッコは水中で体温を保つために毛と毛の間に空気を溜め込んで、地肌に水が触れないようにしてるらしい。その、空気を毛の中に保つために、ラッコの毛皮は非常に細かく、なんと全身で10億本(だったかな?)もの毛を生やしているらしいです。実際に小さな毛皮を触らせてもらいましたが、すっごいツルツルフワフワしてました。ラッコをぎゅーってしてスリスリしたくなりました(笑)

ガイド付き館内見学へ

海遊館の裏側ガイドは30分程度でした。そこからは通常ルートの館内をガイド付きで。ガイドさんは当然のことながら海洋動物についてかなり詳しく、冗談やクイズを交えながらとてもフレンドリーにガイドしてくださるので聞いててとても楽しかったです。

the Rock of fishes

一番印象に残ったのはこの水槽。鰯が一杯泳いでいる水槽です。本当に大量の鰯が泳いでいて、もちろんほとんどが鰯なんですが、なんでもこの中に鯵が一匹だけ混じってるらしい。必死に探してみましたが・・・分かるかー!!(笑)

でも、ガイドさんだけは「あ、いました!」って言ってました。でもちょっと気が散ってすぐに見失われたそうで。この出題はかなり難関。結局見つからず仕舞いでした。海遊館に行ったときは是非鰯の中にうもれる鯵を水槽にへばりつきながら探してください。


もっと色々お話いただいたのですが、流石に覚えてません(笑)でもいつもとは違う雰囲気で海遊館を楽しめたのは事実。機会があればまた行ってみたいなーと思えるツアーでした。この日は祝日ともあって、人が多くあまりゆっくりガイドしてもらいながら回れなかったというのが残念だったので、今度は空いている日に行きたいです。

また、ツアーは時間的制限もあるので、あまりゆっくりと好きなところを見て回る余裕がないのですが、ツアー後はその日の閉館まで何回でも再入場できるので、再度エントランスから入って今度はゆっくりと見て回ることもできます。

ツアーではあまりゆっくり写真は撮れなかったのですが、再入場して写真を撮りまくりました!

写真色々

いやしかし、水族館での写真は難しい。300枚近く撮ったのに、まともな写真は十分の一程度しかありませんでした。どれもブレブレ。そんなもんか。

FACE

顔。なんか顔が猫っぽい<・ω・>


a View of the Whale Shark

やっぱり大水槽のジンベエザメは圧巻。ちなみに、海遊館にいるジンベエザメは大(だい)ちゃんと海(かい)くん。尾びれの斑点模様がハッキリしているのが大ちゃんで、薄くてほとんどないのが海くんだそうです。


a View of Sea

水槽が大スクリーンのよう。縦横無尽に泳ぎ回る海洋動物を眺めているだけで気分が和みます。


the Tree of Penguins

ペンギン3匹。ずっと横一列になって同じ方向を向いていたのでちょっと面白かった(笑)


a Jellyfish

クラゲ館もあり、非常に癒されスペースとなってます。


DEEP BLUE

時間が遅くなると、水槽の照明が若干暗くなり、昼間とはちょっと違った表情になります。昼と夜の2回、見て回ることをオススメ。


<3

暗くなるとこういうシーンに良く出くわします(笑)


とまぁ、なかなか楽しめた海遊館。予約が必要ですが、入館料プラスたった500円でバックヤード見学とガイドツアーをしてもらえるなんてとってもお得。気になる方は是非!

世界最大級の水族館 海遊館

海遊館の公式ページにツアールポがありました。
http://www.kaiyukan.com/activity/guide/index.htm

海遊館のその他の写真は以下から。
Kai-yu-kan(海遊館)@twitter | Flickr

おまけ

某有名アニメのオープニングみたいな写真が撮れました(笑)
DEEP BLUE