Kanasan.JSに参加してきた。

大阪の蛍池で行われたJavaScript勉強会(Prototype.jsリーディング)「Kanasan.JS - http://cotocoto.jp/event/2429」に参加してきました。

正直言うと…全然ついていけない・・・。
もうまさにその状態でした。

というか、今まで触ったことがある言語が、中学のときに16進数のカラーコードを出力するツールを作るために、フリーの言語(名前ド忘れ)をほんのちょっとだけという程度。
JavaScriptは基礎の基礎も知らない状態なので、ほとんど、というか全部チンプンカンプンの状態でした。

なのでこのレポートは勉強会自体の内容にはほぼ触れていません。
その点ご了承を。

今回Kanasan.JSに参加したのは他でもなく、今非常に熱いJavaScriptを学びに行くため。
でも、この勉強会は僕には高度すぎました。

と、いうより僕が何も知らなさすぎたと書くべきかもしれません。
最初にPrototype.jsを車座でリーディング。それが1時間半。
それから休憩を挟み、上級者組と初級者組に分かれて上級者組はどんどんリーディング、初級者組は前半でやったところを復習。

僕はもちろん初級者組の方に参加していたのですが、やはりそれでもほとんど理解できませんでした。
まぁそれは基礎がないからしょうがないのですけど。

終了後のアンケートにもやはりこの理解度のレベルの差を指摘する声が多かったようですね。

どの勉強会でも問題になると思いますが、アンケート結果にも参加者のレベルの開きについての意見がありました。今回は前半は全員でCodeReading を、後半は前半の内容を復習するグループ、先に読み進めるグループにわけました(私は復習グループに加わりました)。グループ分けした事については良かったようですが、初心者が置いてきぼりになるのを問題視する意見があり、私も同感です。ただ、Prototype.jsの内容は高度なため、初心者に合わせると全く進まないことになってしまいます。
(中略)
なんとかならないかと帰りながら考えて、ひとつ案を思いつきました。「Prototype.JSのCodeReadingはグループ分けせずにこのままのレベルを保つ。初心者・初級者には『オライリー・ジャパンJavaScript第5版』の読書会を行う。」というのはどうでしょうか。イベントを二分する事になってしまいますが、参加者全員が納得するのではないかと思います。

Kanasan.JS無事終了しました (Kanasansoft Web Lab.)

イベントを2分化することによって主催者さんの労力は倍になるわけですが、僕としてはこのような開催方法を希望します。
というより、どのようなレベルの勉強会か、というものを事前に定めておいていただければ、参加する側としては、より参加しやすくなるのではないかと思います。特にド初心者の意見としては。

今回はそんな理由から、JavaScriptについての収穫物は、「やるならまず基礎をやらなければ!」という自覚くらいだったのですが、その他の点について得たものが大きかったです。

勉強会のスタンスからの思いつき

僕は、勉強会というものは「参加者が主催にモノを習いに行く」ものだと思っていました。
でもそれは勘違いで、今回の勉強会は「主催も参加者」でした。
他の勉強会に参加したことがないので、他がどのようなものかは分からないのですが、今回の勉強会では主催も含む全員が参加者であり、誰が一番物知りだとかそういうのは一切なく、全員が全員で分からない部分を提示して、意見を出し合い、解決していく。まさに「勉強会」でしたね。
このスタンスはとても面白い。ここで考えたのはFlashアニメ制作でもこんな勉強会があればかなり楽しいんじゃないかなということ。
今回の勉強会とは全く関係がなくなりますが、Flashアニメ制作でこのようなスタンスの勉強会が出来るかを以下で考察してみます。

Flashアニメ制作勉強会は開催可能か

今回の勉強会では、皆さんかなり楽しそうな感じでやられておられたのですごく羨ましかったので、これが自分のある程度分かる領域、Flashアニメ制作でできないかということを考えたところ、以下の3点が問題としてあがってきました。

理解度の違い

これは今回の勉強会でも論点となった点。
やはりFlash制作においても、一から知りたい人もいれば、基礎は知ってるからその次という人、もっと応用的な技術の共有をしたい人などなど、いっぱいいると思います。
それにもし初級・中級・上級と分けたとしても、今回の勉強会までの需要がないかもしれないんですよね。

ノートPCが必須

Flashの制作を全員で質問を出し合い、全員で解決していく場合、つまり講義形式にしない場合は全員にノートPCが必須となってしまいます。
しかも、Flashを満足に動かせるそれなりのスペックも必要とするので、それを用意するのが大変になってしまいます。

サンプルソースの用意が難しい

Flashアニメの場合、定型というものがないので、アニメ制作といっても色々なスタイルがあります。それをどれにするかや、どのソースを見て意見しあうかという部分でかなり困難。
そうなれば、勉強会というより制作会にして、その場の全員でで一作品作ってしまうというイベント的なものの方がいいかもしれません。・・・ってなんか議論が全然違う方向に。

うーん、考えれば考えるほど現実から遠く離れていく気がします。
Flashアニメ制作の勉強会はやっぱり難しいかなー楽しそうなんだけど。

かなりレポートとは程遠いものとなってしまいましたが、Kanasan.JSに参加された皆さんお疲れ様でした!次参加するときは、もう少し基礎の知識を入れてからにします。ありがとうございました。

ちなみに、iPodtouchでコードリーディングしていたのが僕です(笑)全然リーディングできてないですけど・・・。あと、今回コードをiPodtouchで参照する際に、Safariでオフラインの状態で文章等を参照する方法を学んだので、それをまたエントリーしたいと思います。