僕が本を買う理由

ソニーリブリエやアマゾンのキンドルなど、電子書籍というものが話題になっている昨今ですが、僕は電子書籍よりも印刷物としての本の方が好きです。

何故印刷物の方が好きなのか、と問われたときに今までは何となくとしか答えられずにいました。そのなんとなく、が今日一つのエントリーを読んだことによって、こういうことだったんだなって自分でも納得しました。

本物の本にあって、電子書籍リーダーに無いもの。

それは、本の香りでもなく、質感でもなく、ページをめくる感覚でもありませんでした。もちろん、多少はあったらいいなーと思うけれど許容範囲。それとは比にならないぐらい、恋しく思ってしまったものがあったそうです。なんと、本の厚さでした。


(妻が発見! 電子書籍リーダーに欠けてるもの。 | ギズモード・ジャパン)

本の厚さ、それが僕が印刷物としての本を好きな要因の一つでした。

自分がどれくらい読み進んだかがわかるこの厚さがあるからそこ、長い内容の本でも読めるんだな、と。僕はよく本を先読みします。次の章までどのくらいのページ数があるかなってパラパラページを先にめくるんですが、そのときこれくらいの厚さだったら読みきってしまおうとか、無意識的に基準を決めていたような気がします。また、しおりを挟んで本を閉じた後に、本の上から眺めて、もう半分読んでしまったか、などと本の読み進み具合を確認なんかする。

そして、読み終わったら本を積む。自分が読んだ本の「量」を見て楽しむ面白さってのも無意識に感じてると思うんですよね。量が視覚的にならない電子書籍にはこの楽しみがない。

これは本当に電子書籍にはないもの。この気付きには本当に納得しました。これからも僕は電子書籍じゃなくて印刷物としての本を買い続けるだろうなぁ。