グループディスカッションの極意

僕自身も絶賛就職活動中なわけですが、自分に向けた就職活動のメモとして、また同じように就職活動に奮闘する同志に向けて、今のところ僕が学んだグループディスカッションの極意をメモしておきます。

グループディスカッションとは、集団面接とは違います。グループディスカッションは複数人で、提示されたテーマについてディスカッションします。テーマは基本的にその場提示。グループディスカッションをするまさにそのときに提示されることが多いかと思います。そして最後には結果のプレゼンがあります。

少なくとも現時点で僕が受けた2社のグループディスカッションはそうでした。

そして、受けた2社のグループディスカッションではフィードバックとして審査官からアドバイスをもらうことができたのですが、どちらの審査官も同じアドバイスをしてくださったので、恐らくグループディスカッションのポイントはそれのみで、それさえ押さえて挑めばいい結果が返ってくるんじゃないかなと思います。そのポイントは大きく二つ。

ゴールをまず決める

グループディスカッションはこれが正解だというテーマは提示されません。全てが正解であり、不正解。なのでまずゴール、つまり議論が落ち着く先を決めてしまいましょう。

例えば、「このWoooFla@Blogを人気ブログにする方法をディスカッションし、プレゼンする」がテーマとして提示されたとしましょう。

すると、司会が名乗り出たりタイムキーパーが決まったりと役割分担は自然と進行していくと思います。しかし、ここでゴールを決めようって言い出す人は少ない。

注目すべきは「人気ブログにする」という部分。人気ブログとはどういうことを言うのでしょう?アクセス数が多ければ人気ブログ?Googleの検索結果上位に表示されたら人気ブログ?アルファブロガーに紹介されたら人気ブログ?定義は様々あり、それぞれの人がなんとなくこういうものが人気ブログだろうと考えているものはあると思います。でもそれぞれの人との間に若干のズレがあったり、全く違ったものだったり。

これでは議論していても話があっちこっちに揺れてしまいます。これでは限られた時間にキチっとまとまった結論は出しにくい。でも「人気ブログはこういうものだ」と決まってしまえば、あとは議論が左右に揺れずに結論がまとまるはずです。

なので、まず最初に「人気ブログの定義ってなんだと思います?」と発言してみる。これはポイントが高いと思います。

人の意見を聞く、話を振る

グループディスカッションは発言数は問題ではありません。確かに積極的に発言することは重要ですが、それをしているだけでは恐らく落ちます。自分が言いたいことを言うだけというのは非常にまずい。

グループディスカッションをする目的は、その人が企業という大きなグループに入ったときに、他の社員と協調して仕事を進められるかというのを判断するためだそうです。なので、言いたいことを言うのは面接に後回し。グループディスカッションの場では、自分の言いたいことを言いつつ他の人の話をしっかりと聞きましょう。

では具体的にどうすればいいか。

ひとつは自分の言いたいことを言った後に「・・・と思うのですが、皆さんどう思いますか?」と付け加える。これだけで大分印象が違います。

もうひとつは相手の意見に賛同する。自分の意見と違ってもまず賛同。その人の意見のいい部分を汲み取って賛同したあと、自分の言いたい部分を言い返す。否定していてばかりはいけません。相手の意見にも必ずいい部分はあります。それを汲み取って自分のものにしてしまいましょう。

つまりこういうこと

ここまで2つの大きなポイントを書きましたが、何も難しいことはありません。

最初に「人気ブログの定義ってなんだと思います?」と発言する。そして、議論の中で自分が発言したら「・・・と思うのですが、皆さんどう思いますか?」と付け加える。

これだけです。

最初の発言はできなかったとしても、自分の発言のあとの「・・・と思うのですが、皆さんどう思いますか?」は本当に重要です。


ちなみに、僕はグループディスカッションは2社とも合格しました。考えてみれば無意識的に「・・・と思うのですが、皆さんどう思いますか?」と付け加えていた気がします。

これから本格化する就職活動。一緒に頑張ろう!