鉄コン筋クリート
- 出版社/メーカー: アニプレックス
- 発売日: 2007/06/27
- メディア: DVD
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また雪が積もってますね。今日は時々晴れてはいたものの、快晴ではなかったし、風も強かったので家で大人しく映画を観てました。借りてきたのは3本で、今日観たのは2本。
そのうちの一本が「鉄コン筋クリート」です。映画館でやったときは面白そうだなーとは思いつつ結局観なかった映画。僕は結構そういうの多いのですが…
率直な感想は深かった。僕は原作を知りません。どういう物語なのかも全く知りません。予備知識ゼロです。そんな中で見たわけですが、本当に深いストーリーだと思いましたね。
「人間」というものの奥深いところを描いたようなそんな作品。汚いところもキレイなところも、暗いところも明るいところも、狂ったところも正常なところも、化けの皮を剥がして一気に描いてしまった。そういう感じに受け止められました。
特に、「シロ」の純粋さと「木村」「鈴木」の生き様には魅せられましたよ、完全に。なんていうか、心にめちゃくちゃ効いてくる感じ。重たくもなく軽くもなく。でも最後には何か深いものが残ってる。とても抽象的な感想になってしまっていますが。
あと、絵が凄い良い。正直ぱっと見た感じではなんか下手くそな絵だなぁと多くの人が思うかもしれません。ちょっと独特なタッチですしね。でもそれがホントにいい。これがキレイに整えられた絵だったらこの映画は成り立ちませんね、絶対。原作を知らずとも映画を観ただけでそう思えます。
それから宝町の雰囲気。最高にいいですね。ちょっと寂れた昔ながらの町というか。昭和からあまり変わり映えしないんだけど、所々に突拍子もない建物がたってたりとか。観てると宝町の世界観に惹き込まれてしまいますね。
原作読んでみたいなぁ。
おすすめ度
★★★☆☆(6.5/10)
好みが分かれるかな、という点から。後半の精神世界の描写はかなり好みが分かれるでしょうね。僕は好きでしたが。