パプリカ - WoooFla@Blog

観たのは昨日ですが、レビューが続くのもあれなので１日ずらしてレビューを書きます。と、いうわけで、映画「パプリカ」を観ました。

あの「時をかける少女」の筒井康隆原作だそうですね。僕は読んだことないですが。監督が「東京ゴッドファーザーズ」の今敏監督、制作がマッドハウスという豪華な製作陣。

確かに製作陣が豪華なだけあって、世界観の広がりが凄かったです。特にあの大名行列。色使いが半端なくいい。ばっちりと世界観を掴んでいるという感じでした。あの不思議な世界観はなかなか映像で表現しきれないと思いますね。

ただ、やっぱり分かりづらい。不思議すぎる。「夢」をテーマにしてるだけあって、頭がごっちゃごちゃになります。どこからどこまでが夢なのか、現実なのか。見てるうちにさっぱりになってきます。最後は現実に夢が混入してきますからね。さらにさっぱり。

原作を読んだことないので原作と比べてどう、ということは言えないのですが、色々なレビューを見る限りでは、やっぱり原作の方がいいみたいですね。まぁ大抵の映画は原作好きからはそうなってしまいますが。でもやっぱり複雑という意見が多い。

ある意味、夢という不思議を取り扱ったという点では、複雑でもいいのかもしれませんね。自分もたまに夢か現実かが区別がつかないようなときがあります。そういう不思議体験を思い出させて世界観に惹き込む、そういった映画だったように思います。