ハッピーフィート

また映画のレビューかよ、暇だなぁとかいうツッコミはなしで。映画いいよね、映画。というわけで。

HAPPY FEET [UMD]

HAPPY FEET [UMD]

映画館で観たかったけど結局観れてなくて、やっとこさ借りてきて観た作品です。予想してた通り、なかなかにおもしろい映画でした。歌とか踊りがメインで出てくる映画って、観てると明るい気持ちになるし、自分も踊りだしたくなる気分になりますよね。

そう考えると、歌や踊りっていうのは人間にとってかかせないものになってるんだなぁと実感します。特に、歌や踊りを見たり実際にやったりすることで、リズム感を体の奥から表面に出してくるっていうのはとても大事だと思います。気持ちが晴れてくる。気持ちが病んでいるときは是非アップテンポの音楽やダンスをオススメしたいです。


それはさておき、映画の中身は。前述した通り、なかなか楽しめる映画でした。ペンギンが踊るってだけの映画じゃなくて、ストーリーに、他とは違う、いわゆる「異端」と呼ばれる存在が個性的と賞賛されるのか、それとも異常とみなされるのか。近代の集団教育(矯正)のありかたを問いただすような部分がでてきたりします。さらには環境問題も絡めてあったりして、近年の色々な問題も取り込んであって、単なるアニメじゃないのがいい感じです。

ただ、人間が環境破壊してるって問うてる割には、最後人間が良い存在とされているのが違和感がありました。あんな踊ってるペンギンを見つけたら、故郷に帰さずに、全部捕らえて見せ物にしようとか考えるのが人間じゃないかなぁと。まぁそういう悪い部分ばっかりじゃないでしょうけど。てか、そんな物語にしたら気分が明るくなるわけないか(笑)

それから、なんで人間が実写なの?一番最初に出てくるガラス越しの人間は3Dだったような気がするけど・・・次からは実写になってたし。予算の関係とかかなぁ?てか人間の顔を思いっきり出すような流れじゃないのになぁ、多分時間か予算の関係だとは思うんだけど。その点はちょっと残念だったなぁ。

おすすめ度

★★★★☆(7.5/10)

歌とかダンスにノれる人なら絶対楽しめる。最後の最後の人間が議論してる部分はちょっと残念な感じだけど。