イノベーションを起こすために必要な9つのこと

昨日に引き続き、またGoogleの講演会内容から。講演の中で紹介された、Google副社長のMarissa Mayerによるプレゼンの説明です。それによると、イノベーションを起こすために気をつけなければならない点が9つあるようです。

どこ(誰)からでもアイディアは出てくる

製品に対するアイディアといのは、エンジニアだけから出るわけでもないし、プロダクトマネージャーだけから出るわけでもない。経理の人間にだってアイディアは出てくる。

そういったものを躊躇なく、皆が意見を出し合い、時には議論する。そういった文化が大切である。

できる限り情報を開示せよ

自分のやっていること、やってきたこと、これからやることなど、できる限りの情報を開示せよ。そうすることで、誰が何の担当で、何をしているかが一目瞭然となり、問題が起きたときに誰にコンタクトを取れば最良かが明瞭になる。

また、情報を開示することで、意外な人からの賛同や協力を得られることがあるかもしれない。

優秀な人材を採用せよ

どんなに経験を積んできたかよりも、今まさに優秀かどうかを判断し、採用せよ。

夢を実現するための機会を与えよ

Googleでいう20%プロジェクトの話。Googleでは、全労働時間の20%をその人のやりたいことに充てることが推奨されている。そこから、新製品のアイディアが実物(デモ)となり、それが認められて開発されていったという製品も少なくない。

つまり、夢(やりたいこと)を実現するための機会を社員に与えよ、ということ。

イノベーションは完全な形でなくていい

単純に完璧なものを求めるのではなくて、まずベータテストを実施し、ユーザーからの声を反映せよ。そうでないと自己満足的なものになってしまう。

アイディアを出すならデータを示せ

アイディアを口に出すだけではなく、それによってユーザーがどれだけ増えるのか、ユーザーがどれだけ快適になるかなど、具体的なデータを示して説明せよ。

クリエイティブな行為には制約をつけよ

時間を延ばしてパーフェクトなものを求めるよりも、時間内に作れたもののほうがクリエイティブなものが仕上がる。

金ではなく、ユーザーのことを考えよ

金ばかりではなく、ユーザーのことを考えなければイノベーションは起こせない。

失敗したプロジェクトは捨てずに活かせ

うまくいっていないプロジェクトはすぐに捨て、やめるのではなく、それを変えていく。どうしてダメになったかを考え、変形させていくことによって、ユーザーの望むものに変化していく。

最後に

主に、Googleの及川氏の講演での説明を元に書いたので、原文のそのままの意味とは違う部分が多いかと思います。ご了承下さい。

原文は以下。