ダイ・ハード 4.0

この映画もそうですが、最近、昔ながらのアクション映画シリーズの新作が色々公開されますね。インディージョーンズシリーズや、ランボーシリーズ、ロッキーシリーズなどなど。最近の映画はストーリーも映像も凝ったものが多いから、全くなにも考えずにドンパチを見るというようなアメリカ的アクションがまた人気を呼んでいるのかもしれませんね。

ダイ・ハードシリーズは昔から大好きです。シリーズ自体は古く、最初のダイ・ハードが映画館で上映されたのは1988年ですが、ネタ切れ時の補充のように、何度も何度も週末のTVロードショーで放送していたので、何回か見てます。

ダイ・ハードといえば、「それはありえんだろ(笑)」と言わんばかりのアメリカ的アクション映画の先駆的存在です。ストーリー自体の内容は薄く、分かりやすいもので、何も考えずにドンパチを見たい映画としては最高の映画です。今回、久々のシリーズ新作で、その辺りの点はどうなったでしょうか。

流石、と言うべきか。ダイ・ハードのイメージをしっかり引き継いでいる映画でした。昔のようなアメリカ的アクションにおまけみたいなものが付いて、結局訳の分からない映画になっていないかな、と懸念していたのですが、そんな心配は無用でした。

ストーリーに現代的なデジタル世界が絡ませてあるだけで、芯となる部分はまったくブレがない。そりゃまぁ。ブルース・ウィリス演じるマクレーン刑事が超アナログ人間なので、ここが変わってなかったら、敵がどう変わろうとダイ・ハードシリーズの雰囲気は変わりませんね。よかった。

てか、前ダイ・ハード三作よりも、この4.0ではブルース・ウィリスがむちゃくちゃカッコイイ気がします。歳を重ねてとっても渋いおじさまになったブルース・ウィリス。そんなブルース・ウィリス演じるマクレーン刑事がこれまた渋い。昔ながらのドンパチなんだけど、どこかマクレーン刑事に落ち着きがあって、それがまたいい。マクレーン刑事としても4度目の災難となると、落ち着きもしますよね(笑)

随所にかなりムチャな展開が散りばめられていますが、それもまたアメリカ的アクション映画の醍醐味。とても楽しく見くることができました。

おすすめ度

★★★★☆(8/10)

とにかくドンパチが見たい!渋いおじ様が見たい!(笑)って方にオススメ。あと、劇中にスターウォーズオタクが出てきたのでポイントがちょっと上がりました(笑)